イエローカード

本物の家づくりのために・・・<イエローカードシリーズ第1弾>

安くて良い家を建てる秘訣は?

 @人を育て
 A設備を整え
 B材を揃える事 です。


1.人を育てる
人を育てるという事は大変「金」と「暇」のかかる事です。
ですから、大部分の建築会社は自社で人材の育成はせず、出来合(手間請)で調達してきました。
ところが、この20年近く若手は育っておらず若い職人は枯渇しています。
幸い、当社は従業員50人の平均年齢は33才です。事業主は自分は喰わずとも「従業員には喰わせる」、自分は着ずとも「従業員には着せる」という気持ちが なければ、若手はついてはきません。
「一番難しいことも、一番汚い仕事も親父がやる」という気持ちがなければ、若手はついてきません。
ハウスメーカーの営業マンが口で「勉強させてもらいます」と言っても日常の実行が伴わずして、安くて良い建物を建てきる道理がありません。
人が一番、重要です。


2.設備を整える
人件費を抑える事はできません。
それでなくても、建築業は3Kといわれ、現代の若者に敬遠されています。
3K以上に職人の収入は、一般サラリーマンより少ないのが現実で、その事が若者が建築業を敬遠する大きな要因です。
ですから、人件費を抑える事はできないのです。人件費は高いものという現実のもとに、如何にして安くて良い家を建てるかというと、機械化する以外に方法は ありません。
幸い、当社はコンピューターで図面を書き、リモコン付き天井クレーンが装備してあります。その両方とも人力の数倍から数十倍の能力があります。
他の作業機械も完備しております。車両も15台あり、ユンボも2台あり、ゴミ片づけも機械で行う時代です。
しかし・・・・・・
  飲み屋に行く金があっても、現場に仮設トイレを買う金がない。
  クラウンを買う金はあっても、ユンボを買う金がない。
  ゴルフをする金があっても、従業員が弁当を食べる場所がない。
・・・・・これではいけません。


3.材を揃える
新建材は電話一本でいつでも揃いますが、ムク材はいつでもすぐ手に入るというものではありません。それに材木の乾燥が必要です。安くて良い物を買う為には 多量に買うのが一番です。多量に買う為には受注と倉庫と資金と、そして材木を見極める目が必要です。幸い、当社には、1000uを超す作業場倉庫と 年間20軒を超す受注があります。

以上の条件をもって安くて良い家を建てることができるのです。

本物に勝るニセ物はなし!

現在の日本の建物は、新建材が大きな割合を占めています。
特に内装及び仕上材の大半が新建材です。
新建材にも利点はありますが、やはりイミテーション(ニセ物)です。
本物に勝るニセ物があろうはずがありません。新建材は出来上がった時がベストで、あとは年々色あせ10年過ぎると急激に強度が弱まってきます。
逆にムク材にも欠点はありますが、10年過ぎてから本領を発揮します。
その事が最近やっと一般の人々に理解されるようになりました。我々は当初より新建材を極力使用せず本物使用に努力して参りました。お陰様で多くの人々に 支持を頂き現在に至っております。
当社はなるべく営業活動を控えて「本物を見抜く目」を信じ、ただ現場で仕事一筋精進する、筑後一、働く集団です。
水が高い所から低い所へ流れるがごとく、お客様は安くて良い物へ引き寄せられるのは当然のことです。口でいろいろと宣伝する必要はありません。
本物は見ていただければわかります。(それを見る目が必要となりますが)
口は、時々嘘を言いますが、目は正直に物を見ます。目は、嘘をつきません。


今、ハウスメーカーが大変繁盛していますが、ハウスメーカーの建物は部分的には良い所もありますが、全体的には出来上がった建物の割には、価格が高い(世 界で一番高いですが、世界で一番よい建物とはとても言えません。欧米の3〜5倍の価格)それでもハウスメーカーの家がよく売れています。


その要因は私達地元の中小工務店に信用がないからです。
建て売り住宅を見られて、あれが在来工法だと思われている方々が大部分です。


本当の在来工法とは、もっと本物なのです。
私は今まで、数年間の欧米生活の後、数年間の神社仏閣の仕事に従事した経験があります。


その経験が現在、和風、洋風、和洋折衷と3つのタイプの住宅を様々な建主さんの希望に沿って施工出来る要因になっていると思われます。


ハウスメーカーに出来ない建物、一般の工務店が簡単に真似の出来ない建物、そこに我が社の狙いがあります。
住宅だけが最後のオリジナリティです。
どうか、個性あふれる住宅建設が実現できますように・・・・・・・・・・・・。


                        平成5年10月
                        <平成19年9月 一部改訂>

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